振り返り録です。


いよいよ、手術当日ですが

前日の夜は、下剤のせいかいつまでも下痢がとまらず

短時間で寝たり起きたりを繰り返してました。

それで、また4時ごろ起きたのですが

トイレに行く途中ふと気づくと、

腕に刺してる点滴の管が真っ赤。

薬液が無くなって、血が逆流しているようです。( ̄□ ̄;)!!

ぅおおーい!取り換えるの忘れてるのか?

と対応に不安を感じつつ、イラっとしながらナースステーションへ。

とりあえず、処置をしてもらって元に戻りましたが、

気が弱いので、文句は言えず。(´_`。)

口うるさい患者と思われるのも嫌だしー。


この時以来、点滴が終わりそうなのに看護師が来ない時は

自分で絞って止めるようになりました。いいのかなー?


早朝のトラブルに一抹の不安を感じつつ

気が付くともう6:00。

天気があまり良くなく、小うつ。

ああ、もうちょっとで手術台の上なのね。

と観念しつつ、洗顔、歯磨き。

そしてトイレ、まだ下痢。えーまだ出るの?

術中に漏らすことは無いだろうなと不安になる。(゚_゚i)

漏らさなかったとは思うが、実際に漏らしていたとしても、

そんなことわざわざ、報告されるとは思えない。

今となっては確認できず・・・たぶん大丈夫だったんだろう。

ヽ(;´ω`)ノ


最終の荷物整理をしていると、7:30頃ヨメ到着。

緊張してる、してないだの、他愛もない話をしてると、

8:00頃看護師が手術着に着替える様連絡がくる。

うひょー(((( ;°Д°)))) もう逃げられない!

T字帯をはいて、キツキツの白ストッキングをはく。

このストッキングは血栓を防止するものらしい。

私は足首にミサンガを巻いているので、ミサンガの下に

ストッキングをはけと言われて、はくのに時間がかかった。

ほぼ裸に、このストッキングって変態だ。∑(゚Д゚)

この上に、表からでも裏からでもオープン可能な手術着を着る。

あとは呼びが来るのを待つ。


8:35 お呼びがかかる。

てくてく歩いて手術室へ。ヨメと病室看護師同伴。

まず、第一の自動ドアをくぐると受付になっていて、

その奥に一杯手術室があった。

さすが大学病院、でかい。同時に何件も手術をこなすのだな。

受付で5分ほど待機、名前を確認。

頭にキャップをはめられる。

そのあと、前日に説明を受けた手術室看護師が迎えに来て、

「今日は宜しくお願いします、大丈夫ですよ、

リラックスしてください、あとは全部まかせてください!」

と明るく励まされる。

おお、そうだな、ではいざ参ろうと、

ここでヨメと病棟看護師と別れる。


看護師にうながされ

通路の左右に並んでいる数ある手術室の一つに入る。

自分で狭い手術台の上にのぼり、横になる。

もう、緊張もクソもない。

で、麻酔医の登場。

心電図、脈拍計、次々と計器類を装着されて、

次は硬膜外麻酔の管の挿入。

横向きになって、手術着が背中側から開かれる。

体を丸めてと言われて、くくっと背中を丸める。

チクっと軽く麻酔、その後針でブスっとされているようだ。

ヂグっと痛い。

管を挿入されているようだが、結構痛い。

イタい、イタいと訴えると、やり直してくれた。

で、仰向けになって、左右の腕が固定。

脳波計が頭に、ザクッと固定。ちょっと痛い。

いよいよ、酸素マスクを付けられる。

ああ、もうあとは眠るだけだ。

「深呼吸してください」

1回すーっと息を吸うと、視界がぶわっとぼやける。

続けて、2,3回深呼吸をしていると、

おやすみなさい。

落ちました。