いきなりですが、不定期連載の振り返り録です。
(すでに1年前になってしまいましたね)
これから手術する方の参考にでもなれば。
当時のメモ帳を見ると、
・5:50起床
・ゲリ気味
・下剤 8時 (←たぶん8時に飲んだ)
・11時 点滴開始
・14時 手術室看護師の説明
・16:30 主治医説明
とある。
メモを頼りに当時の記憶をさぐります。
5:50起床、たぶんベッドから起きたのがこの時間で
目が覚めたのは、たしかもう少し早かったはず。
朝からお腹が少々ゆるい。元々、胃腸が弱いので、緊張するとすぐゲリになる。
この日の朝食を食べたらしばらく、食べれなくなる予定。
メニューは食パンとあと何か1,2品。
そのあと、8時に下剤を飲んだ。液体の少し酸っぱいやつ。
量は500ccだったと思います。
その後、入浴(シャワー)です。
しばらく入れないのでゆっくりと行きたかったですが、
病院の浴室ってなんか落ち着かない感じで、
さっさとすませました。
11時ころ、左腕に点滴をセットされました。
以後10日ほど、刺しっぱなしになる。
一番長く付き合った管です。
14:00 オペ室の看護師から説明がありました。
オペ室に入るまで、入ってから、手術中、そして手術が終わり
ICUに入るまでの説明でした。
若い方、お二人に説明を受けましたが、
若いとはいえ、非常にしっかりしており、
その若さに不安は感じませんでした。(若さで判断しちゃいかんな)
なんだろうな、しっかりしているだけじゃなく、非常にやさしい。
手術へ向け不安感で一杯になっている患者への配慮なのでしょうが、
病棟の看護師と、その優しさの内容が違うと感じました。
優しすぎてビビっちゃうくらいです。
手術後から退院するまで、彼女らに会うことはなかったですが、
オペ室でのケアについては、非常に感謝しています。
17:00頃 主治医から説明は以下に
自分のガンは1~2cmの大きさで幽門側にあるとのこと。
術前診断ではステージ1A T1b N0 早期胃癌 未分化
従って、手術は腹腔補助下による幽門側2/3切除、リンパ節郭清D1
この時の腹腔での手術実績は800人以上
腹部の切開は5か所小さな穴、これは管子やカメラを入れるもの
ミゾオチ部に5cmくらい切開し、ここから切り取った胃とリンパ節を
取り出して、残った胃と腸をつなぐ。
取り出した胃は術中迅速検査をして、
切除部にがん細胞が無いか確認をする。
がん細胞が切除部にあった場合は、
切除範囲を拡大して再び縫合する。
手術自体は3.5時間から4時間くらいだけど、
麻酔等の時間を含めると5、6時間で終了する。
9時くらいに開始できれば、14時くらいに麻酔から覚める予定
術後は体重がアベレージで5kg落ちる
術後の確定診断は10日ぐらい後になる
術後1か月後に外来予定なので、その時に結果を知らせる
未分化の場合はリンパ節への転移が10~15%有り
リンパ節転移が無かった場合の5年生存率は99%(1A)
リンパ節転移が有った場合は90%まで下がる(1B)
こんな感じのことを話されました。
今、振り返ると一般的な内容です。
ネットで検索すれば、わかる内容ですね。
遠隔転移があった場合の厳しい話もされましたが、
この時は、真実味のない話としてとらえていた気がします。
術前診断は1Aでしたので、悪く想定しても1Bだろうと考えていました。
1カ月後、術後診断が3Aになるとは、
いくらネガ志向の私でも考えていませんでしたね。
術後、体重が減るということで、寝る前に体重を量りました。
60.4kgでした。
この時は体重が減小傾向にあり、半年前の2013.3月の体重は68kgでした。
いくら食べても増えませんでしたから、ガンの影響だったんですかね。
(ちなみに今は63kg・・・1年で増えました!全然-5kgじゃないです。
このまま68kgまで戻す気はないです、今くらいが標準体重なのでキープですね)