トミカ30周年復刻シリーズから、第1弾に含まれていた、フェアレディZが今回のお題です。このモデルの原型は、トミカ最初期の6点に含まれていたので、30周年記念モデルとして復刻される事が必須だった1台と言えます。

素晴らしいプロポーションを持ち、今見ると古典的ですが、当時の最先端を行ったスポーツカーのスタイルを、小スケールの限界を持って見事再現しています。当時物はホワイトのボディカラーがイメージにあるのですが、このサファリーブラウンは、トミカ発売当初のみにあったカラーバリエーションで、同じく発売初期のみに存在したレッドのモデルと共に、非常に数が少ない仕様として、現在では珍重されているカラーバリエーションです。そんなモデルの復刻ということで、私の中で当シリーズにおいて嬉しい復刻モデルだったと、当時を振り返ります。

トミカ初期の面影が多分に感じられ、現行のタイプながらも、ホワイトに仕様変更されたホイールが似合っており、より当時物に近い雰囲気を盛り上げています。また子供の頃に図鑑や絵本でよく見たフェアレディZは、このサファリーブラウンだった記憶もあり、私的な思い出としても嬉しいモデルです。

30周年記念モデルとして最も相応しい、そして不可欠な車種と言えましょう。

2000年6月発売 発売当時価格 180円(税別価格)