懐かしの商用車コレクション、今回のモデルは初代マツダタイタンのトラッククレーン仕様で、車種としてはシリーズ2度目の登板となります。

初代タイタンは、外観上の変化があまり無かったのですが、前回の畜産業仕様は後期型だったのに対し、今回は初期型をプロトタイプにモデル化、差異点はフロントウインカーがオレンジ色1色になっている点で、1973年に実施された灯火類の法的な変更により、車幅灯が白色に独立する迄のタイプとして製品化されています。

今回のモデルはトラッククレーンで、この手の作業車のモデルは、その装備の仕上がりに左右されますが、このタイタンはコレクションモデルとして十分なものです。玩具と違ってアクションを考えなくてよく、余計な動作用のレバーや大袈裟な回転部分も無く、その分実際にスケールダウンされた操作レバー等の装備品の細かさが際立ちます。

ここからは私の個人的な意見ですが、この様な建設車両は『懐かしの商用車』としては少し離れているかと感じています。確かに昭和の町中で見られたクルマですが、やはりシリーズとしては、個人商店や会社の社有車、そして公用車等がシリーズとして相応しいと思い、建設車両は少し違うカテゴリーだと思います。

何れにせよ、シリーズ中でもよく出来た部類に入るモデルの為、建設車両コレクターに安心してお勧め出来るモデルに違いはありません。

2024年5月発売 発売価格 2.499円(税込み価格)