1990年、トミカ20周年記念の一環として発売された特別ギフトセット『スカイラインGT-Rセット』に含まれていた、R32スカイラインGT-Rのパトカー仕様です。

1989年当時、帰って来たGT-Rとして久々にスカイラインのラインナップに加わり、自動車趣味として話題の中心だったR32GT-Rは、いち早くトミカのラインナップにも登場、実車と同調して瞬く間に人気モデルになりました。バリエーションモデルもどんどん増殖し、またトミカの20周年と重なった事もあり、この様なセットも登場する事になります。それは正にR32スカイラインGT-Rの特注・特販トミカ攻勢の序曲でした。

その後も現在に至るまて、トミカの特注・特販のR32GT-Rはレース仕様を中心に次々と登場し、直接クルマ業界やミニカーとは関係の無い仕様も現れる始末。その数はディープなトミカマニア以外には、既に把握出来ないぐらいに繁殖しており、私にはもう何が何だかわかりません。

私の場合、前モデルのR31系が好きだった為にR32系には興味が無く、とりあえずミニカーは1台あれば良いと思っていたのですが、レギュラー品で現れた仕様は、赤いボディにトミカ20周年の印刷がフロントフードに入る、現実離れした仕様だったのでスルー。その後もトミカ30周年のギフトセット『スカイラインヒストリーセット』に含まれていたイメージカラーである、ガンメタカラーのモデルまで手にする事はありませんでした。

では何故このセット物のパトカーだけが手元にあるのか、記憶を辿って行くと20年程前に他のモデルと抱合せで買った物で、それ以来漫然と所有して来ました。その為、殆ど箱から出しておらず、ほぼ新品同様ですが、警視庁シールが欠品しています。取り立てて特筆したモデルでも無く、当コレクションにおいては、このモデルが欠品の当該セットが出て来ない限り、このままの状態が続くかと思いますが、そんな都合の良い物件が現れるとも思えず、やはり現状維持が続くと思われます。

1990年発売 発売当時価格 1.280円(税別4台セット価格)