
旧ウッド製の東北地方のバス、今回は宮城交通のモデルです。現在は名鉄グループの一員として長距離高速バスも運行している宮城交通ですが、高度経済成長期に過疎化の一途を辿った東北地方では、バス会社は経営の危機晒され、それは宮城交通も例外では無く、長らくの間苦しい経営が続いていました。
1975年に名鉄が経営に参加、その後も数々の統廃合を経て生き抜きましたが、ここに来て現在のバス会社共通の悩みである人員不足に直面している様です。
ホワイトとレッドの色使いは一目で名鉄グループとわかるもので、このモデルは1970年代の宮城交通オリジナルのデザインですが、近年に名鉄から譲渡された車両は、名鉄カラーそのままで活躍しています。
モデルとなった日野REも、よく似たスタイルで存在していた為、当時を知る人々には懐かしく思え、今の時代になって立体図鑑的な役割を果たしている、昭和からの生え抜きの1台と言えるでしょう。
1980年発売 発売当時価格 500円

