
みんな大好き日産GT-Rのトミカ最初の生産モデルで、2009年1月に新発売されました。
実車が出現当時、世間的に話題をさらったクルマなので、トミカとしてモデル化は必然で、当然の様にラインナップに加わり、好調なセールスを記録したと想像に難しくありません。
モデルとしては全体的に大柄で、スケールが1/61になっていますが、1/60にしたかったところ、箱に納まりきれなかった為か中途半端なスケールになっています。しかし気合いの入った仕上がりで、子供の玩具としてはもちろん、特注モデルを見込んでの事か、各部のディテールは凝っており、特にフロントエンドの精密さは目を見張るものがあります。きれいに塗り分けられたフロントグリルには、しっかりとしたGT-Rのエンブレムがあり、ヘッドライトも実感的な透明パーツを奢ってあります。リア周りもソツなく色入れされたテールランプや、こちらも美しく入ったエンブレム類、きちんと抜けているダイナミックなリアウイング等は秀逸です。しかし一方で、抜けていないクウォーターウインドウや、少々荒い目の塗装はこの当時のトミカ他モデルと同様で、ツメの甘い部分も見られます。
メーカーの思惑通り、特注モデルや特別仕様のバリエーションが多々現れ、トミカのワイドバリエーションを誇るモデルとなりましたが、94-6番としては2016年8月に一旦廃盤となるも、直後の2016年10月に金型を変更して23-10として復活、現在に至ります。
2009年1月発売 発売当時価格 360円(税別価格)