ゴールデンウィーク期間中、ほぼ全日に渡って作業をして来た、サクラ製20系ハイエースバンのレストレーションが完了しました。

前回に製作したエンブレムやナンバープレートのステッカーを貼り、モデリングワックスで仕上げて完成です。オリジナルにはフロントのナンバープレートは無いのですが、より20系ハイエースの顔を再現する為に装着しました。ミニカーと言うには大き過ぎ、またプラモデルとは違った、純然たる昭和のクルマの玩具なのですが、しっかりとしたプロポーションや正確なディテールはスケールモデルに近く、1/14スケールと広言しているだけあり、こうして仕上げてみると、コレクティブアイテムとして現代でも通用するモデルと思います。

ならば細かな部分に色入れをし、もっとスケールモデルに近づければ良いとも思うのですが、やはりここは昭和のクルマの玩具の再生。この程度で仕上げておくのが、私的にはベストと思います。

今回のレストレーションは偶然にも幸運が重なり、トントン拍子で完成に至りました。
初めにボディだけを押し入れの奥から発見した時、再生したい気持ちがありながらも、シャシとブリキ製の内装パーツが無い事から、一度は再び押し入れの中に仕舞おうとしましたが、奇跡的に部品取り用のドナー見つかり、そこからヤル気が一気に増して作業が進みました。更にゴールデンウィーク中の天候にも恵まれていた事も伝い、塗装の工程も早朝から始めて1日で完了。今回のレストレーションの中で8割以上を占める、塗装作業を1日済ませる事が出来た事は、非常に大きな進展でした。

40数年振りに甦ったサクラ製の20系ハイエースバンの玩具。長年暗い押し入れの中に入って眠っていたので、今後は大切なコレクションとして、明るい場所に出して保存展示してやりたいと思います。