サンバーの模型の項、京商から発売されたまさかのモデルで、まずは白いノーマルのトラックです。

この製品は一応本の扱いとなっており、モデルの他に冊子が同梱されています。建前上はこの冊子がメインで、冊子の内容については最終型サンバーの歴史をサラリと流した後、あとはスバルの広報誌『カートピア』に近く、また今回は女性オーナーも登場している事もあり、女性誌のクルマ談義の様な内容も加えられています。

さてモデル本体ですが、TT系サンバーのダイキャスト製1/64スケールとしては、今回の京商製が初の製品で、最終型をプロトタイプにモデル化しています。最新のモデルなので出来は頗る良く、スケール最高の仕上がりです。塗装も薄くリアリティに富んだもので、各部のプレスラインも正確に表現、玩具ではないモデルとして、ミラーや室内の様子も細かく作り込まれています。またオマケとしてトノカバーと積荷の箱が付属しています。

この白いトラックはファミリーマート限定で発売され、異常なテンポの速さで売れて行ったと聞きます。サンバーの人気が高い事を、こんなところで知る事になりました。私も発売当日に関わらず苦労して入手するとも思いもよらず、手にした時は何とも妙な気持ちになりました。ちょっと前までは軽トラックのミニカー、強いてはサンバーのミニカー等、製品化を望むべくものではなかったのですが、長年のサンバーオーナーとして、この状況を素直に喜んで良いのか、ちょっと困惑しています。

今回もトラックのモデル化でしたが、最終型サンバーのモデルは何故かトラックのモデルが殆んどで、バンとディアスワゴンのモデルが極端に少ない事が非常に気になります。トラックのモデルは一先ず区切りをつけて、出来れば、次はバンとディアスワゴンのモデル化をお願いしたいものです。

次回は京商通販限定の、WRブルーリミテッドのモデルをお送りしたいと思います。

2021年10月発売 発売価格 2.750円(税込価値)