今回の鉄道模型は、マイクロエースの比較的初期に発売されたED72形の試作1号機で、当ブログでも10年程前にアップして以来なので、久々の登場となります。

当時としても、外観はよく出来たモデルとして評価されていた様に、プロポーションは非常に良く、試作機独特のディテールも完璧に再現されています。交流機の特徴である屋根上の高圧機器が賑やかな様子も、カラフルな色入れと相まって視覚的にも良好で、上から見る機会の多い模型の世界では効果的と言えます。

走行性能については、初期のマイクロエースの中には買った当初は良好でも、数年経つと時限爆弾の様に動力装着が崩壊する製品もありましたが、このED72形試作機については今のところ無事で、少々走行音が高い目ながらも、20系ブルートレインや10系軽量客車を牽いて、レイアウト上を順調に快走しています。

マイクロエースのED72形については、間もなく現代版の製品の発売がアナウンスされており、出来れば購入したいと思っていますが、マイクロエース製のNゲージ車両の価格は、この旧製品の頃に比べると、恐ろしく高騰している為、おいそれと導入出来ないかも知れません。

なお、この試作1号機の実車は現存しており、九州鉄道記念館でその姿を見る事が出来ます。

2002年発売 発売当時価格 5.800円(税別価格)