ポルトガル生産のビテス製初期のモデルです。後にシティシリーズ等、大量のバリエーションを展開する事になる源流の様なモデルで、VWタイプ2の近年のモデルとしても、初期に発売されたシリーズとして記憶されています。

比較的改良が多岐に渡り実施された、1955年をプロトタイプに、実車と同様にシンプルな仕上がりで、現代のモデルに比べれば物足りない雰囲気ですが、プロポーションは良好で、年式と合致したディテールを再現しています。例えば、まだヒサシが無いフロントのルーフエンドや豆粒の様なテールランプ等、まだ古典的なスタイルを残す、ヴィンテージルックを見事に表現しています。

近年の近代的なモデルと言っても、既に30年近く前のモデルであり、塗装等、一部経年劣化が始まっている部分もあり、同時期のモデルを所有している方には、今一度箱から出して点検する事をお勧めします。

1991年7月発売 発売当時価格 2.800円