前回のオートボディショップと同じく、バックマンのストラクチャーから、ドライブイン・ハンバーガースタンドのセットになります。

製品名からして、いかにもアメリカナイズされており、このシリーズが古き良き時代のアメリカをイメージした、おおらかなレイアウトを基準に置いているのが判り、現在の目で見ると、何とも微笑ましく映ります。

ハンバーガーショップと言うと、今では真っ先にマクドナルドを思い浮かべますが、この製品は、特にどこのハンバーガーショップと指定しておらず、恐らく当時の平均的なハンバーガースタンドの建物を、プロトタイプとして製品化したと思われます。

よって今の目で見て、ハンバーガースタンドとしてピンと来ないと感じ、建物本体にポスターや表示も無く、内部も申し訳程度のカウンターがあるだけで、唯一付属のポールサインでハンバーガーショップを示しているだけです。

セットされるクルマやフィギュア、それに植木などは、やはり相当アバウトで、そのままではとても現在のレイアウト上では使えません。

と、言う訳で、このハンバーガースタンドを、何に流用出来るかを考えて見ましょう。

建物本体はガラス張りなので、何か店舗に使う事になりますが、やはりサービス業や飲食店がお似合いでしょう。私が一番に思ったのはレンタカー店、中古車店の事務所でしたが、他にも旅行代理店、地方のラーメンチェーン、モバイルショップ等、十分現代の街並みに対応出来そうです。クルマはそのままではドンガラなので、解体屋や修理工場の横に、フィギュアは駅の中やシルエットだけで使う場所に、植木はトラックの積み荷の足しにと、考えているだけで楽しくなります。

オートボディショップの時にも話しましたが、このシリーズは、そのままではストラクチャーのB級モデルですが、蘇生は悪くないので、手を加えて楽しむ、ベテランNゲージャーにとっては素晴らしい素材なので、何とか全種類を再販して欲しいと思います。