様々な追加、或いは変更して来た、屋上機器の仕上げとして、高圧電線を装着します。
一番外側の碍子を連ねる様に、エバーグリーン製のΦ0.75mmの円材で表現します。
少々オーバースケールですが、屋上機器全体がオーバースケールのアバウトな物なので、
元々このキットにパーツとしてあったならば、この様な感じだったのでは・・・と言う想定です。
更に空気遮断器付近の碍子にも、実車の写真を参考に、短くカットした物を装着します。
塗装はライトカッパ-を筆塗りで行い、乾いたらティッシュでサッと慣らして艶を出します。
もう一つこのキットに無いパーツが、ウインドウの透明パーツで、これも作るしかありません。
t0.4mmの透明プラバンを、各ウインドウに合わせてカットし、装着するだけなのですが、
特に正面のウインドウは、装着する事を全く考えていないので、ことのほかタイトな状況で、
各々の状態によって、1枚1枚個別に寸法を合わせ、カットするしかありませんでした。
これらのウインドウも、もし元々このキットにあったならと考えて、裏側から貼り付けただけの
表現に留め、このキットの元々の面影を決して崩さない、1960年代の仕上りにしました。
ここまで来ると、素組として見るならば、これで完成と言っても良いと思いますが、やはり令和の時代に甦ったオリエンタル模型のED92形として、あと一歩踏み込んでみたいと思います。
つづく・・・