前回の3本帯に引き続き、車体に細かな部分のデカールを装着して行きます。

正面の上下の飾りにシャドウを入れて、3本帯と波長を合わせて、元のデカール様に仕上げ、

その間に実車通り、9の字をだいたいセンターに合わせ、形式番号を貼って完成させます。

側面も形式番号を車体センターに合わせて貼り、その下にメーカーズプレートを追加します。

初期のキットは、メーカーズプレートの彫刻があったのですが、後期は無くなっていました。

これらの小さなデカールは、二枚重ねにして僅かながら立体感を持たせ、3本帯と合わせて、

それなりにレベルアップしたつもりでしたが、あまり効果は無かった様な感じです。

 

次に屋上機器の製作に移りますが、これまでの組み立ては、前のオーナーが組み立てた

或いは、組み立てを放棄したパーツを、私が分解・修正しながら組み込んで来ましたが、

碍子を除く屋上機器は、ランナーに残っている状態で、私が初めてカッターナイフを用いて

ランナーから外して製作するパーツであり、やっとプラモデルを作る感覚になれます。

 

碍子を除くと屋上機器はこれだけで、交直流両用電気機関車としては物足りなく感じます。

しかし実車の写真を見ると、思ったより機器は少なく、碍子と高圧線が賑やか思えるだけで、

意外と機器類だけなら少ないのが分かります。とは言えこの状態ではあまりにも淋しいので、

少しだけ機器の追加及び加工を行いますが、以前から言っている様に、このキットの屋根は、

鏡に映した様な虚像となっているので、あまり精密加工しても意味が無く、オリジナルを残して

ほんの少しだけ、アップデートする方向で、この後は組み立てと加工を施してゆきます。

塗装は機器類をシルバー、ランボードに車体色を、それぞれ吹き付けますが、車体と同様に

下地処理を施して行い、後付けの違和感を出来るだけない様に、しっかりと塗ります。

 

図面の指示通りでは全く違った機器配置になるので、実車の写真を参考に機器を並べます。

取り付ける位置に何もマーキングは無く、それだけ自由に機器を置き換える事が可能です。

 

ランボードはそのまま接着して装着し、残りの機器は十分に配置を検討しながら装着します。

 

                                                   つづく・・・