トミカ30周年記念の時に、トミカ博などで発売されたスペシャルセット、『トラックセット凛』の

一員として構成されていた1台で、ブラックメタリックのボディカラーが特徴のモデルです。

このセットは他に、ミゼットMP、521ダットラ、エルフダンプがありましたが、これらのモデルは

3台全て、Yahoo!ブログ時代にアップ済みなので、ブログ内検索にて参照し頂けたらと思い、全てが21世紀版にアップデートされた、何とも魅力なモデルなので是非ご覧下さい。

 

さて、このニッサンディーゼルダンプトラック、レギュラー品としては、1974年に発売され、

21世紀の足音が聞こえる、1998年6月まで生産された、非常に長寿を誇ったモデルで、

新発売された当時でも、ボンネット型のトラックの時代は、終焉を迎えようとしていた頃にも

かかわらず、更に実車を見なくなってからも延々と現役で居続けた、人気の定番商品でした。

他にもCOEタイプの日野や、いすゞオフロードダンプ等が、トミカのダンプに存在しましたが、

このニッサンディーゼルより生産期間は短く、それを考えると偉大なモデルと言えます。

トミカの拡張期に発売されたモデルなので、仕上りも非常に良く、後の大型車モデルの様に

寸詰まり感も無い事から、小スケールでも迫力があり、今でも十分好評価するに値します。

 

しかし私は当時物を購入しておらず、子供の頃から実車のダンプはCOEタイプが好みで、

ボンネットタイプは当時から、あまり好きでは無かった事に加え、当時物のカラーが、安っぽい

メタリックパープルで重量感が感じられず、そう言った面で、購入は見送っていた次第です。

今見ると、芸術的なきめ細かい彫刻や、正面の表情、無理のないダンプ荷台のアクションなど

魅力的なモデルと思い、こうして21世紀にアップデートされた仕様を見ると、やはり当時の

トミカは素晴らしいスケールモデルだったと、改めて感じる事が出来、惚れ惚れしています。

 

このモデル自身も、当時物の様な軽々しさは無く、ブラックメタリックのボディカラーが似合い、

やり過ぎた感じは否めませんが、近年にリペイントされて、現役で使っていると想定とすれば、

この様な仕様もアリで、ルーフ上の速度表示灯やヘッドライトの色入れを引き立てています。

 

このモデルの感心する仕様と言えば、トミカリミテッドからカタログカラーが発売されたので、

それについては、また別の機会に引っ張り出してして、インプレッションしたいと思います。

 

2001年発売 発売当時価格2,000円(4台セット税別価格)