Yahoo!ブログ時代を含め、本当に久々に登場する、スペインのeko社の素朴なモデル。

アメブロ移転後初の今回は、非常に旧いフランス車から、ルノードーフィンをお送りします。

 

1956年に登場以来、12年間という長きに渡って生産販売された、ルノードーフィンは、

それ迄の主力車、4CVの上級車として位置付けられ、一時は世界各地で生産されるなど、

ルノーの代表車として、その座を後継の8シリーズに譲るまで、人気が継続しました。

4CVがベースなので当然RR方式で、排気量も850ccと、当時としては必要にして十分で

数多くのド-フィンが、世界各地に轍を残し、今でも熱烈なファンが存在している1台です。

 

全体に丸みを帯びたデザインは、現在の目で見ると、流石に新しいとは言えませんが、

別の角度から見れば、60年以上昔のデザインとは思えず、各部をリファインすれば、

逆に現在でも通用する部分も多々あり、先見の明がある、素晴らしいスタイルのクルマです。

 

さて、このeko社製のドーフィンは、シリーズ共通の、何とも憎めないキャラクターが素敵で

これを出来が悪いと片付けてしまっては駄目であり、十分ドーフィンの魅力が伝わります。

間違いのないプロポーション、細かなプレスライン、RR車独特のスッキリとしたフロント周り、

思った通りの複雑なリア周りの雰囲気、独特の弧を描くリアウインドウ・・・どこをどう見ても、

ルノードーフィンで、コレクターがミニカーに求める特徴は、全て揃っているではありませんか。

 

乗用車の項では、eko社製のルノーのクルマを小特集し、合間に他のジャンルのモデルを

はさみながら、結構多彩な顔ぶれのラインナップを、断続的にアップしたいと思っています。

 

1960年代発売  価格その他詳細は不明