





パートワーク誌の『007ボンドカーコレクション』にあった、MS41クラウンです
このクラウンは、1966年公開の邦題『007は2度死ぬ』に登場したもので
所謂『悪役』のクルマで、ジェームスボンドを乗せたトヨタ2000GTを追跡して
挙句の果てに、悪役ともども東京湾に沈められる、最後が待っている役目でした
映画の内容やこのクラウンの役回りについては、初回掲載当時の記事を参考にして頂き
今回はモデルのインプレッションを中心に、クローズアップしたいと思います
モデルとしては、今もって現代版のM(R)S41クラウンのモデルで、実車現役当時
極短期間で、次世代の50系に移行した為、当時物のモデルも非常に貴重なもので
私の知る限りでは、元祖ダイヤペットの初期にあっただけと、記憶しています
生産効率の悪いアンチモニー製で、しかも実車同様に、短期間で生産中止となった為に
現存率は低く、現在では非常に貴重なモデルとして、コレクターに珍重されています
前期形のRS40は、現代版でも近年結構な種類が製品化され、種類を問わなければ
車種的に入手は容易ですが、後期の41型となると、マニア向けのブランドを含めても
殆ど無く、一般的にこのモデルが唯一となり、貴重な存在と言えるでしょう
実はこのモデルでさえ、日本では正式発売されおらず、実際のところ入手ルートは
限られていたのですが、一応市販された近年のモデルとして、存在は大きいと思います
モデル自体は、パートワークのモデルとして、可でもなく不可でもない仕上がりで
全体の雰囲気は、間違いなく41型クラウンであり、細部のディテールについても
劇中車をそのままモデル化しているので、スクリーンの中の仕様となっています
一般のモデルでは、なかなか再現されないドアバイザーや、特定のナンバープレート
車内に乗っている悪役4人など、スクリーンの中で走り回った仕様となっています
ディテール一つ一つの仕上げは甘く、あくまでも『007シリーズ』に出演していた
様々なクルマをコレクションする事が、第一の使命と見れば、それは仕方ありません
しかし、41型クラウンのモデルとして貴重な存在に違いはなく、ここはやはり
本格的な1/43モデルの登場を、メーカーを問わずに期待したいと思います
2009年 イギリス、フランスなどで発売