


(救急車のみ http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/30387763.html)
昔のB級モデルそのもの、観光地のお土産店や、本屋の店頭にも置いていた記憶があり
事のついでに買って貰うのが常で、家に持って帰ると、少し遊んで玩具箱の中へ直行
それから2~3日は楽しむのですが、新しい玩具が来ると忘れられ、箱の底に沈みます
この様なセットは、完全に子供向け玩具として扱われる為、残存数も極めて少なく
子供が使った後、箱が残っている事など奇跡に近く、この様な状態は希少なものです
さてモデルですが、救急車は以前紹介した通り、10系ハイエースをお子様向けに
かなりディフォルメされたもので、この手の玩具として定番のスタイルを持っています
アバウトな窓配置や短いホイールベースが何とも言えず、郷愁を誘う昔の玩具です
しかしフロントやリアのディテールは、なかなか的を得た雰囲気で、結構リアルです
消防車は大型ハシゴ車、日野TCをベースにした、もうトミカでも有名な車種です
そのトミカを参考にしたと思しき雰囲気が感じ取れ、キャビンの形状は救急車同様
かなりアバウトなもので、一つ一つ見てゆくと全体に角々しく、似ていないのですが
パッと見で日野と判別出来るのは、これまた救急車同様、フロントスタイルが似ており
またプロポーションが意外と良好で、全体を見ると『ええやん!』と思ってしまいます
この手のチープモデルとしては重量もあり、大型車のモデルとして好感が持てます
何度か言っている様に、こう言った玩具はメーカー不明で、今回は箱に貼ったシールで
S.Pとしていますが、これは恐らく販売商社と思い、実際の製造メーカーについては
依然わからず、底板や車体内側にも手掛りは無いのは、今となっては困った事です
このセット、実は最近コレクションに加わりましたが、何と無料で手に入れました
大片付けをしていた、近所の家の前を通りかかった時、捨てる物の中に入っている
このセットを偶然見かけ10秒で譲受交渉成立、タダというのも悪いので、他のゴミを
収集場に持って行ってあげる事にしたら、年配の方なので大変喜んで貰えました
現在45歳の長男の物でしたが、救急車や消防車が恐くて、祖母に買って貰ったものの
あまり遊ばなかった為、この様な状態で残った物で、以前の長屋住宅から現在の団地に
老夫妻が引っ越して来る際、現地で捨てるのに限界があったので、そのまま持って来て
処分するのを忘れていた箱を引きだし、他の物と一緒に廃棄するところだったそうです
私がこの家の前を通らなければ、もう少しでこの世から消えてしまうところでした
やはりこの手の玩具は、そういった偶然が無ければ、このような完全品では残らず
こうして私がサルベージしなければ、また一つ昭和の玩具が消えてしまうところでした
1970年代発売 発売当時価格500円前後