


正調モデルとして登場、当時としても妙にリアルに感じ、発売直後に購入したものです
1978年、中央交通に納入されたネオプラン・スカイライナーを発起に、1983年頃を頂点を極めた
日本の二階建て観光バスブームは、これまで我国では見られなかった、ヨーロッパの有名車種が多く輸入され
観光地やハイウェイのパーキングエリアでは、各バス会社自慢の二階建てバスが顔を並べていました
日本を代表する遊覧観光バス、はとバスも1983年1月にドレグメーラー・メテオールE440を導入
これは、はとバスの株主である、いすゞ自動車が輸入契約したもので、必然的にこのクルマが入る事となり
当時の看板車種として一躍スターの座を獲得、専用コースも用意される等、好評をもって活躍を始めました
モデルは、実車登場直後の1983年6月に発売、その人気振りが製品化の早さに現れているようです
実車は二階建てバスの中では少数派だった為、採用したバスは数社でしたが、モデルではバリエーションが
二階建てバスというスタイルのみで、他銘柄を導入した会社の仕様や、フリースタイルが多数作られ
ダイヤペット=玩具のバスという公式を成り立たせるのは、当時としては当たり前の事でした
よって正調な仕様のモデルとしては、このはとバスが唯一であり、一番出来が良いのは言うまでもありません
私の身近なところでは、大阪市交通局が導入した初代にじ号(1号及び2号)がこのタイプであり
後にトミカとロングトミカで製品化されますが、それはネオプランベースであり、実物をよく知る者としては
全く違ったクルマに見え、このダイヤペットのモデルをベースとした、にじ号が製品として見たかった次第です
どこかでジャンク品でも入手出来れば、にじ号を作ってみたいと思いますが・・・・
1983年6月発売 発売当時価格1,800円