


横目になった1963年式以降の後期型が、今回のお題となります
全体のシルエットは前期型と同じなのですが、エンジンが1500ccから1900ccにスケールアップ
何よりもタテ目から、ワイド・アンド・ローを強調するヨコ目になったフロントが、見た目で一番変化した部分です
ライバルのトヨペットクラウンが1962年にFMCを行い40系に進化、プリンスグロリアにも新型41系が登場
セドリックも1963年にテコ入れが成され、大幅なマイナーチェンジが行われましたが、無論バン及びワゴンも
同時にチェンジを受け、元々のアメリカン・ナイーズした雰囲気が、更に強調されたものとなりました
相変わらずツートーンのボディーカラーがお洒落で人気が高く、当時の街並にマッチしたセンスです
モデルは国産名車コレクションから発売されたもので、後期型の一般的なモデルとして唯一の製品です
当然ノレブ製のモデルで、この頃から仕上がりも安定したものなって、十分な出来を誇っており
車種的な物珍しさも手伝って、今でも探しているコレクターが結構いらっしゃるようです
1/43スケールにて、前期型と後期型が製品化された事は何よりで、このように変化の度合いが大きい車種は
並べて楽しめ、違いを見出す資料的モデルとしても有効なので、実車オーナーにもお勧めのミニカーです
細かな部分では、モールディングの違いや、またメーカーによる表現方法の差を考察するのも面白く
小スケールでは楽しむ事が難しい、標準スケールによる、ミニカーコレクションの醍醐味が味わえます
2009年5月発売 発売当時価格1,790円