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トミカ3番目の大型バスとして登場したのは、東京遊覧のスタンダード、はとバスのスーパーバスでした

当時、特に人気のあったバスだった為、トミカでの製品化は必然的でしたが、スーパーバス初のモデルであり

後に兄弟モデルのトミカ・ダンディー(http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/29373162.html)が

発売される迄、唯一のミニカーとして、子供達に人気が高かったトミカの一つです

はとバス独自の車体ゆえ、他のバス会社のバリエーションを見出し難いのですが

セット物で自由形、輸出向けにはスクールバス仕様等も確認されており、またマニアックなバリエーションとして

バックライトの形状違いが見られますが、ディープなトミカマニア以外は、気にしない方が健全です

実車の車種形式は三菱ふそうB915Nで、当時の三菱ふそうの主力車種B900系のシャシを使い

東京特殊車体がボディーを架装、この素晴らしい斬新なスタイルとしました

特にロケット型の冷房ダクトが特徴的で、窓が大きくなり過ぎた為、ダクトが車内に納まらなかった為の

打開策でしたが、後に本当の役割とは別の意味で、バントラックの屋根に多く装着される事になります

1971年から1974年まで8両が製造され、各年式によって若干の差異が見られますが

モデルとなったのは、一枚開きドアに側面窓が4枚という事から、1971年式の初期型と見られます


この個体は、当車庫に当時から所属する生え抜きの1両ですが、やはり保存状態があまり良くなく

箱も含めて相当痛んでいるのがよく分かり、登場してから40年近くの疲労が濃く残るものです

しかし、最初期のモデルという貴重な存在に違いはなく、現在もそのままの状態で保存しています


なお、最後期のロゴ違いや、セット物のフリースタイルデザインのモデルは、別の機会のアップします


1974年9月発売 発売当時価格220円