


BU15Pと呼ぶよりも、この車体は『オバQ』車体と呼んだ方がバスファンには通りが良いほど
昔から有名なもので、正面のスタイルは、紛れも無く『オバケのQ太郎』そのものです
正式名称が『川崎観光丸型』と呼ばれるこの車体、1964年から1972年にかけて量産されたタイプで
代表的なシャシがいすゞなので、ここでもBU15Pを製品名としていますが、意外にも三菱ふそうも多く
量産以前には、高速バスの試作車として三菱車にも多く架装され、黎明期の高速バスとして活躍
富士重工R13型車体や三菱G4型車体等とともに、観光地でよく見かけたバスでした
丹海バスは、京都府北部の宮津市、京丹後市などの丹後半島周辺地区で主に活躍しているバス会社で
現在は阪急阪神ホールディングスグループの会社に属しています
一般路線バスは基本的に現在もモデルと同じデザインで、高速バスは別の専用デザインとなっています
モデルは、一般的なスケールモデルとしては唯一のもので、バスコレではこのような例が多いのですが
最小モデルが最良モデルという、早く他のスケールでの製品化が待たれている、人気バスの一つです
『丸型』と呼ばれる所以である、各部の丸味は絶妙なカーブが素晴らしく再現されており、出現当時は
スピード感があるとされた、窓の傾斜角もディフォルメ無しで、スケールモデルを感じさせる、大きな特徴です
新大阪駅北口の近くで、この丹海のオバQバスが、ズラリと並んでいたのを見た覚えがあります
今思うと、恐らく修学旅行の待ち受けをしていたと思うのですが、その印象が強かったせいか
当レイアウト上でも修学旅行用として、ちょっと多い目の複数台数を購入、学ラン、セーラー服に囲まれて
昭和の青春のシーンを演出する役目を果たしている、丹海のオバQバスです
2004年8月発売 発売当時価格378円(ブラインド販売)