


今回11年振りにFMCしたニッサンキャラバン、名前まで『日産NV350キャラバン』と変え
遂に発売されましたが、昨年の東京モーターショーで既にベールを脱いでいたので、予想通りの登場です
日産のバンを表わす『NV』と車両総重量を表わす『3.5t級』を組み合わせたネーミングは
既に日産の商用バンに用いられており、NV200バネット、NV100クリッパーに続く第3弾となります
誰もが思った永遠のライバル・トヨタハイエース( http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/31257911.html)と
非常に似通ったスタイリングは、ワンボックスカーとして様々な条件を満たし、制約をクリアーした結果
このようなスタイルとなったようで、いかにハイエースのデザインが完成されたものであったかを
このNV350キャラバンが証明してしまったようで、もう一考あってもよかったのではないかと感じます
しかし、自動車としてのパッケージングや日産としての考え方、基本的性能等は大きく異なり
どちらも一長一短といったところですが、新しさではNV350キャラバンが勝る面が多数あり
例えばATのトランスミッションが5速(ハイエースは4速)であったり、一部上級グレードにおいては
リアシートが分割式になっている等、ハイエースには無いところを徹底的に調査したうえで開発されています
先代( http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/30388193.html)が、開発時に安全基準をクリアーする為
フロントオーバーハングを延ばし、トランスポーターとして肝心な荷室長を犠牲としてしまったゆえに
後発の200系ハイエースはスタイリングと実用性を兼ね、荷室長を犠牲にせず安全基準をクリアー
一気に人気は落ちてしまい悔しい思いをした為、今回のFMCは相当気合が入っているものと思われます
モデルは日産のノベルティーとして配られたもので、一般にはまだあまり出回っていないようです
トミカサイズでプルバック走行が可能なので、一見玩具寄りのディーラー配布モデルに思われますが
同じニッサンのセレナ( http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/31523857.html)のように
お子様向けのモデルではなく、室内こそ再現されていませんが、窓もスモークで表現されており
フロントグリル周り等、普通のミニカーと変らない仕上がりで、十分プレミアムなモデルと言えます
最高級グレードの『プレミアムGX』、イメージカラーの『タイガーアイ・ブラウン』となっています
遂に走り出した新型NV350キャラバン、先にも述べた通り、ライバルのハイエースを凌駕した
全てが新しいモデルですが、これだけ気合を入れておきながら、オートエアコンの設定が無いとか
整備性においては、ハイエースが日常点検に必要な項目をボンネット内に収め、簡便で楽ですが
NV350キャラバンは、従来の古典的なレイアウトを採っている為、タイトな部分を覗かなければならず
またロング・スーパーロングボディー共ワイドボディーが無いのは大きな不満と言え、ツメの甘さが目立ちます
しかしワイドボディーについては、今秋に登場が予定されており、今後も市場の動向や
営業サイドの意見を取り入れながら、ラインナップにテコ入れが成されると思います
スバルのサンバー無き今、私が最も気になっているワンボックスが、このNV350キャラバンだけに
また、アンチ・トヨタになりつつある今、一番応援したい・・・そう思える唯一のクルマです