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ちょっと風変わりなモデルを1台

旧くからマッチボックスのラインアップに存在しながら、全くその正体が不明だったこのクルマ

実際に存在する6輪の水陸両用車で、アルビス社というメーカーの元々軍用車だそうです

イギリスではそこそこ有名だったようで、結構モデルの数も多く存在し、各スケールで製品化されており

マッチボックス製の当モデルは、『BP』マークの入った民需仕様の探検車として製品名を取っています

実際にこの仕様が存在したのかは、全くもって不明ですが、長い間日本でも売られていたので、親しみがあり

いかにも男の子受けする、カッコイイ水陸両用車というジャンルのクルマとして人気があったようで

小学生の頃、友人宅でもボロボロになったものが、机の上に転がっていたのを思い出します

実車の僅かなデータが手元の資料にあり、それによると、エンジンは何とロールスロイス製で6522cc

全長6.3m、総重量9t、陸上では最高速度40mph、水上では6ノットで走るそうです


この個体も、昔から我家に生息してきた生え抜きの1台ですが、経年変化でタイヤが完全に外れてしまいます

これがこのモデルの大きなウィークポイントですが、あまり箱から出さなかったせいか、外れていても

6輪全て揃っており、写真で見ると全く何も無かったように、良好な保存状態に見えます

しかし荷台を覆う黄色い幌が、何故か失われていたのですが、先日某リサイクルショップにて

6輪全て失われ、箱もボロボロに朽ち果てながらも、幌が健在の同モデルを格安で発見、即座に購入し

この個体に装着、正に奇跡的な部品取り車との出会いで、本来の姿を取り戻しました

それにしても風変わりなこのクルマ、もし日本に存在するならば是非見てみたい1台です


1966年発売