


当時としては出来も良く、実車がまだまだ現役でブルトレ牽引にも大活躍していた頃に発売された為
人気のあった製品で、既に引退して久しい現在に至るまで、製品化に恵まれてきた機関車です
それまでもKATO製のEF70形(http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/30260448.html)の下回りに
被せる車体キットも存在したくらいなので、実に待望の製品化だったといえ、好評をもって迎えられました
このトミックス初期型の製品は、車体とスカート部が一体成型となっているのが特徴で、発売当時は
まだまだトミックスも暗中模索といった時期で、様々な試みが成されていた、そのような表れと思われ
二次製品ではスカートも別パーツとされ、顔つきもグッと実車に近づいたものに改良されました
実車のDF50形は1957年から量産された、本線用電気式ディーゼル機関車の決定版として
試作機DD50形(http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/30741968.html)をベースに設計され
より強力な電気式ディーゼル機関車として開発されました
搭載するエンジンにより、0番台と500番台に区別されていますが、外観上は殆ど変わりはなく
液体式ディーゼル機関車の代表となるDD51形が量産される直前の、1963年まで生産が続きました
主に関西、四国、山陰、九州方面で活躍、性能も良く、各地区の主力機となって重宝がられ
特に四国では客貨両用に至るところでその姿が見られ、効率では不利な電気式ディーゼル機関車ながら
非常に長い間活躍を続け、最後も四国で1985年に全車引退、保存車4両を除き全て消滅しました
当鉄道のDF50形も実車同様、ブルトレから貨物まで幅広く活躍してきましたが、この朱色標準カラーは
同時期に量産された10系軽量客車群が特にお似合いなので、最近ではその編成でペアルックよろしく
殆ど専用列車になっており、均等に美しい編成美を奏でています
1979年発売 発売当時価格3,800円