


このモデルが入っているセットは『スーパー特殊機動部隊 JPN』という、勇ましい名前の付いた
いかにも男の子が好みそうなカッコイイもので、どちらかと言うと『下町のヒーロー』に近い内容です
ミニカー5台に標識やパイロン等の付属品はもちろん、銃と機関銃を手に構えた隊員のフィギア入り
もうこれだけで、自分が緊急事態の現場に立ち向かう、ヒーローになれるような内容です
これらの付属品については、後ほど他のセットとまとめてアップする事とし、今回はこの謎のミニバンの検証です
冒頭にも述べましたが、箱の外から初めて見た時はエスティマに思えたのですが、手にとってみると
かなり違っており、リアビューなどはマツダMPVのようにも見える、奇怪なプロポーションです
また、側後ろドアがスライド式でない為、ここでエスティマの線は途切れてしまいます
カッコイイミニバンを目指し過ぎたのか、エアロサイドステップがドアに干渉しているように見え
或は下部のラインを斜めに切ったようなドアなら、思い切ったデザインを採用したものと感心します
件の『特殊機動部隊JPN』のロゴは各部に施されており、さらに屋根にも入れられているのは
空からヘリによる確認が出来る事を考え、想定したものでしょうか
安い価格で、様々な場面で子供達に楽しく遊べるように考えられた、これらB級ミニカーのセットに
早川玩具さんの、子供達へ楽しく遊んで貰おうという、やさしいメッセージが伝わってきます
恐らく、これらのミニカー達は飽きられると、おもちゃ箱の片隅で忘れられて行ってしまい
子供達の成長とともに、この世から消え去ってしまう運命にあります
B級ミニカーに限らずトミカでもそれは同じと思いますが、トミカより明らかに出来は劣る為
最後は砂場でラリーや、お風呂でダイビング仕様となってしまう最後を遂げるのが定番です
しかし、それは子供達のパートナーとして使命を全うし、それで幸せなのかも知れませんが
コレクターとして、B級ミニカーを新品の状態で後世に残す為にも、今一度、考察してみるのも面白いものです
皆様も、早川玩具さんのミニカーセットを、観光地の玩具売り場で手に取ってみて下さい
ミニカー人として何か感じる、忘れかけていた心動く発見があると思います
2009年発売 セット発売価格 概ね800~1,000円前後