


米原で実車を見て以来(http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/30741968.html)その思いは増幅され
図画工作の時間に紙で作ったり、絵に画いたりして、実車を見た思い出を自分なりに表現していましたが
その極めつけが、伯父が買ってきたこのモデルとなり、伯父宅に行く度に手にとって見せてもらったものでした
当時、唯一の製品だった「あすか」というメーカーの製品ですが、この個体は「深井製作所」という
恐らく、製造所の名前で発売されていた頃のモデルとなっています
「あすか」にしろ「深井製作所」にしろ、このDD50形を発表しただけで消えてしまい
今となっては謎なのですが、他にも真鋳製品の製造発売していたと推測され、その一環として鉄道模型も・・
と、なったのかも知れませんが、それにしてもDD50形を選んで製品化したとは、只者ではないと思います
二次形をモデル化しており、その出来ですが真鋳製品の技術を活かし、そこそこ細かく研究開発してあり
当時の真鋳製HOゲージ車両の、標準的な良い雰囲気が表れているのがよく分かります
しかし大手各メーカーの製品に較べると荒い部分も多く、仕上げ修正のペイントも色が合っていないとか
窓の部分のプレス時の修正がされていないとか、テールライトの光漏れの対策が不十分だとか・・
多く欠点も見受けられますが、良い見方をすれば手作りの味、実車の無骨さがそのまま製品となっているようで
これがEF58形のお召し機やC62形2号機スワローエンジェルでは絶対に許されないのですが
DD50形ならそれもありかな・・・と、何故か不思議に思えてきます
この個体は前述べのように、亡き伯父の機関区から当機関区に転属してきたもので、当時の姿のままです
確か塗装済みのキットを、伯父が組み立てたものと記憶しています
あの36年前の夏、伯父と見た実車の想い出がさらに甦って、リアルな模型となって私の手元にあります
何気にレールに載せてみると、横から当時の伯父と私がカメラを持って現れそうな気がしてくる・・・
私にとって特別大切な鉄道模型に違いありません