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かなり初期にこの項でアップしていますが、貴重なキットである為、現在の様式で再掲載です


タイプ兇離廛薀皀妊襪領鮖砲狼譴1958年、プラモデルの黎明期に既に登場しており

アメリカ・レベル社で23窓が、完全ディスプレイモデルとして発売されていました

ボディーパネルはバラバラで、車のプラモデルの原点のようなキットでしたが、組み上げると非常に出来が良く

現代の目で見ても見劣りする部分の少ない、半世紀以上前のキットでありながら素晴らしいものですが

組み上げるには、そのバラバラのボディーを筆頭に、相当な経験と技量を要求されます

箱絵に描かれた全てがキットに含まれており、母親と子供二人のフィギアも含まれていました

その23窓のキットも1967年にコーナー窓をオミットし、ゴムタイヤやメッキパーツを追加した21窓に発展

それが決定版的内容を持つ、今回紹介するモデルとなります

親子フィギアは無くなったものの、ダブル・バンパー化やフロントの灯火類やリアのレンズ類も変更され

年式に応じた細かな内容の変化が見られ、本格的なモデルとして現在では珍重されるキットとなっています

相変わらずボディーはバラバラの状態ですが、精密なフラット4エンジンは引き継がれています

このキットは後にデリバンに変更され、やがてバニングブームに乗ってカスタム化されてゆき

最終的には『ラバーダック』(http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/26615716.html)という名称で

日本でもタカラが発売しましたが、数度に渡る金型改修で痛みも酷くなっており、ただでさえ組み立て難い

バラバラのボディーは余計にチリが合い難く、特に可動部のヒンジ等、組み立て中に折れてしまうなど

製品としての末期で、見るも耐えない痛々しささえ感じられました


この個体は、全く手付かずのまま45年程経過した奇跡のキットと言え、もちろん全パーツ揃ったオリジナルで

箱の写真に見るように非常に出来の良い、製作意欲をかきたてられる内容ですが、これは流石に組めません

製作するのは現行キットであるハセガワ製23窓とし、このキットは家宝級なのでこのまま永久保存となります


なお、このキットを再掲載した理由は他にもあり、それは次回のこの項で明らかにします