


このモデルは、モデルペットが開閉アクションを初めて導入したもので、ボンネットが開閉可能となり
また、グリルやバンパーの表現方法も、従来の塗装から下地メッキによるものに変更されましたが
ホイールが耐久性向上の為、シャフトをカシメで留めるタイプになり、スケール性が損われた感は否めません
最初期の初代クラウン(http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/29686275.html)に代表される
素晴らしいプロポーションの良さがモデルペットの美点であった為、少々残念なものですが
当時の国産ミニカーはその殆どが玩具として扱われ、多くのコレクター諸氏も輸入ミニカーに夢中であった為
これら国産初期のミニカーは今となっては貴重なモデルが多く、しかも現在では人気の国産旧車車種でもあり
実車オーナーにとっても入手したい、当時物は非常に珍重され、大幅なプレミアムモデルとなっています
このモデルは最初期の1963年式で、後に1964年式にマイナーチェンジされますが、このモデルは
モデルペットの歴史中、非常にバリエーションが多く、金メッキ仕様、ダイヤカットのヘッドライト装着仕様
更に両方装備したモデル、パトカー等々、それらの多くが両年式とも存在する為、結構な数になります
この個体は今から10年程前、あるショップでデットストック品が放出され、購入した物で
購入価格もそれなりでしたが、今ほどの価格ではなく、購入しておいて本当に良かったと思う一台です
これぐらい旧いモデルになると、近年購入した物の殆どが、セカンドオーナー及びサードオーナーとなるのですが
この個体に関しては、私がファーストオーナーであり、非常に稀な例と言えます
既に48年経過をしたモデルですが、近年の出来の良いモデルに対しても威風堂々と、貫禄で勝負しています
1963年5月発売 発売当時価格200円