


4キャブ仕様の99Sも基本的には同じボディーながら、それぞれ個性的に合わせたディテールになっており
そのようなところが、いかにもホンダ車らしいと思わせる感覚です
モデルも基本的には77Sと共通で、仕上がりも同じくTLVらしい好ましい出来です
77Sの角型ヘッドライトに対して丸型に、ホイールもキャップレスとなりマフラーも2本出しに
より高性能な99Sの演出が、1/64のモデルにも凝縮されており、一目で違いがわかります
ボディーカラーもホワイトとダークグレーと渋めで、より硬派な仕上がりとなっています
実車はシングルキャブの77Sでも十分な性能だったのに、99Sではさらに過激に味付けされ
4キャブ化により115psで最高速度185km/hと、すでに本格的スポーツカー並みでした
しかし、99Sはシリーズ中最初に生産中止となり、その後77も145シリーズと名称変更され
一大特徴だった空冷エンジンを捨て水冷エンジンに変換され、初代シビックの旧型のようになり
1974年にひっそりと生産中止となりました