


当時人気のサロンバスに改装した、これも元祖ダイヤペットのバスの中で、私のお気に入り上位のモデルです
当時の帝産観光バスを代表する『スカイパーラーバス』のモデル化で、車種も合致しており
フロント上部のブルーガラス、連続窓風のサイドウインドウや、後半をサロンに改装した室内等
実車を忠実にモデル化した、当時としては手の込んだバスモデルとなっています
鮮やかなオレンジ基調のラインも忠実に、また後部のスタイルは印刷ながらも空港バスのそれに比べ
実車により近いものとなり、更にこのモデルの評価を高くしているものと思われます
先に述べた連続窓は、ノーマルの窓の柱を恐らく手作業でカットし仕上げたものと思われ
上下に元の窓サッシの一部が残っており、また窓パーツには柱のケガキも見られますが
ケガキ部分は、実車でもガラスの継ぎ目としてあった為(もっともブラックアウトされていましたが)
それはそれで、ある意味リアルと言えなくもありません
このモデルは、三菱ふそうMS513Rの一番華やかなバスだったと、私は思っています
他にももっと煌びやかな仕様や豪華な仕様もあったと思いますが、当時近所に帝産観光バスの営業所があり
そこにあったこのバスを見て『いつの日か乗ってみたい』と思ったものでしたが、結局乗れずに終り
このミニカーとその営業所でもらったカタログのみで、当時を偲ぶことになってしまいました
それだけに私の中では一番憧れの、豪華なバスだったという感が強く残っています
ダイヤペットの三菱ふそうMS513Rは、結局空港バスとスカイパーラーバスの二種類で終り
ダイヤペットには、多くの特注バスモデルがあったのにも係わらず、このモデルで特注品は登場しませんでした
全国的に採用されていた車種だけに今となっては謎ですが、それは残念な時のいたずらとでも言うべきでしょうか
1979年8月発売 発売当時価格2,000円