


前中扉の路線タイプとなっていますが、前部と後部はそのまま貸切タイプとなっているので
非常に奇妙なスタイルをもった、路線バスとなっています
サイドのルーフ・ラインも貸切タイプのままなので、窓の位置が妙に上となり、腰高な感じがします
かつて、貸切車両が引退すると路線バスに改造される例が、地方のバス会社で頻繁に行われましたが
そのような車両と想定すると、このモデルのプロト・タイプも無かったとは一概に言えません
しかし、少なくとも東京都営バスにこのような車両は無かったと思われ、純然たる玩具と考えられます
車内のシートも、貸切仕様そのまま流用しており、中扉付近にもシートが詰まっているので
中扉は実質的には『閉め切り』状態となっています
実車に忠実なスケールモデルが当たり前の現在では、考えられないバスのミニカーですが
このようなモデルがまかり通っていた時代が、私のバス・コレクションの原点です
当時は、まだまだおおらかな気持ちで、ミニカー・コレクションを楽しんでいました
1979年発売 発売当時価格500円