


発売された1974年当時、トミカでも空港特殊車を数多くモデル化しており
急激にこの手の特殊車両のバリエーションが増えた、何とも珍しい時期でした
両メーカー共、飛行機のモデルも発売されましたが、特殊車とのスケールが全く合っておらず
一方の特殊車もスケールがまちまちな為、大きさによる臨場感は再現されていません
しかし、空港の裏方的車両が数多く登場し、特殊車ファンにとっては嬉しいシリーズでした
さて今回の救急車は、車種的に非常に貴重な二代目『日産エコー』マイクロバスのモデル化で
今のところ史上唯一のモデルで、バス・コレクターも注目の一台です
モデルとなった二代目『日産エコー』は、1966年に登場しましたが欠陥事故が相次いで起こり
後に改修され、名称も現在でもお馴染みの『日産シビリアン』となって再出発することになります
モデルは、シリーズ共通の『よく見ればわかる』的な、平面的な仕上がりです
また、エコー時代はフロント・グリルが独立したものでしたが、モデルはヘッドライトと一体化されており
後の『日産シビリアン』のフェイスに近いものとなっています
各部彫刻はしっかりとしており、フロントパネルの『Echo』のエンブレムも確認出来ます
また、救急車以外に流用する予定は無かったようで、それぞれのディテールも救急車のものとなっています
リア・ゲートが開閉可能で、中に担架が入っています
尚、TLVネオで後継車である『日産シビリアン』の製品化がアナウンスされているので
やっとスケール・モデルが入手出来るようになりそうです
1974年8月発売 発売当時価格200円