


この初代『三菱ミニカ』は、1962年に登場した三菱初の軽乗用車です
先行していた軽貨物『三菱360』を、そのまま乗用車に改めたクルマで、3BОXのボディースタイルを採用
小さいながらも独立したトランクを設け、軽自動車としては当時最大の容量を持つトランクでした
また、FRのオーソドックスな駆動方式がもたらす、素直な動作と扱いやすさが受け
発売当時から人気車となり、街中で見る事の多い軽自動車の一台でしたが、誕生の裏側には
『三菱500』の売れ行きが芳しくなく、『コルト600』に大きなマイナーチェンジをしたものの
中途半端な性格は最後まで否めず、大きなヒット作が欲しかった三菱は、軽自動車市場に参戦する事になり
軽乗用車『三菱ミニカ』が誕生したわけです
ベースとなった軽貨物『三菱360』に比べ内外装を豪華にし、垂直でおしゃれなリア・ウインドウを与え
小さくも『乗用車』の雰囲気満載のクルマに仕上がりました
初代ミニカは、常に改良を加えながら1969年までの7年間生産され、最終型では水冷エンジンを搭載しました
モデルは、アシェット・コレクションズ・ジャパンの『国産名車』から登場した、本邦初の本格的モデルで
初期型の一回目のマイナー・チェンジを行ったタイプをモデル化しています
絶対にモデル化されるとは思わなかった車種だけに、発売当時、狂喜乱舞したのを覚えています
もちろん1/43の標準スケールで、実際の生産はフランスの『ノレブ』が行ったので
十二分なディテールの仕上がりとなっており、後にノレブ・ブランドでも発売されました
個人的にも幾度となくドライビングしたクルマなので、思い入れもあり、可愛くもある初代ミニカ
やはり、トミカ・リミテッド・ヴィンテージで、特に後期型が欲しくなってきます
2006年10月発売 発売当時価格1790円