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1981年に登場したシティーは、それまでのどのカテゴリーにも属しないようなクルマで

当時のホンダの若いエンジニアの手によって完成された、コンパクトカーでした

そのファニーなスタイルと『マッドネス』によるCMソングで話題となり

シティーは街に溢れ出し、もう石を投げればシティーに当たる程、多く見かけたものでした

明るいボディーカラー(レッドやイエローが多かったように思います)で、正に街に彩りを添える

そんな楽しい雰囲気が満載で、ラゲッジ・ルームに納まる原付バイク『モトコンポ』も同時発売され

やはり一味違う生活をエンジョイしたい、未来から来たクルマであったと思います

そんな初期型シティーの売れ筋は『R』グレードで、燃費重視の『E』等もありましたが

あまり記憶されていないグレードに『PRO』があります

ホンダの商用車は『PRO』で表されるので、シティーのバン・モデルです

『PRO F』と『PRO T』があり、Fは4人乗り、Tは2シーターです

そんなシティーのモデルは、ミニカーもプラモデルも各社から多数発売されましたが

『PRO』を製品化したのは、アリイのみでした

『R』『E1』『PROF』『PROT』が発売されましたが、中身は全く同じで

デカールまでもが全て共通となっています

しかし、他社が発売しなかった『PRO』は、フロント・グリルが簡素なものとなっており

そのパーツが貴重で、またモーター走行装置も実車同様にFFでステアリングも出来るという

画期的な構造で、非常に意欲的なアリイのシティー・シリーズでした

このモデル、何と現在でも入手可能ですが、モーターライズがオミットされており

『シティーR』と製品名が限定されていますが『PRO』のパーツは、まだ残っており

殆ど見かけなくなった、『PRO』を製作する事が可能なのは、嬉しいことです

実は再販品を、私もかなり以前から製作に取り掛かっているのですが、資料不足と時間不足で

全く進んでいません( http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/8625226.html

特に室内の様子がわからず苦労していますが、とにかく形にしたい一台です


1982年発売 発売当時価格600円