


当時のホンダの若いエンジニアの手によって完成された、コンパクトカーでした
そのファニーなスタイルと『マッドネス』によるCMソングで話題となり
シティーは街に溢れ出し、もう石を投げればシティーに当たる程、多く見かけたものでした
明るいボディーカラー(レッドやイエローが多かったように思います)で、正に街に彩りを添える
そんな楽しい雰囲気が満載で、ラゲッジ・ルームに納まる原付バイク『モトコンポ』も同時発売され
やはり一味違う生活をエンジョイしたい、未来から来たクルマであったと思います
そんな初期型シティーの売れ筋は『R』グレードで、燃費重視の『E』等もありましたが
あまり記憶されていないグレードに『PRO』があります
ホンダの商用車は『PRO』で表されるので、シティーのバン・モデルです
『PRO F』と『PRO T』があり、Fは4人乗り、Tは2シーターです
そんなシティーのモデルは、ミニカーもプラモデルも各社から多数発売されましたが
『PRO』を製品化したのは、アリイのみでした
『R』『E1』『PROF』『PROT』が発売されましたが、中身は全く同じで
デカールまでもが全て共通となっています
しかし、他社が発売しなかった『PRO』は、フロント・グリルが簡素なものとなっており
そのパーツが貴重で、またモーター走行装置も実車同様にFFでステアリングも出来るという
画期的な構造で、非常に意欲的なアリイのシティー・シリーズでした
このモデル、何と現在でも入手可能ですが、モーターライズがオミットされており
『シティーR』と製品名が限定されていますが『PRO』のパーツは、まだ残っており
殆ど見かけなくなった、『PRO』を製作する事が可能なのは、嬉しいことです
実は再販品を、私もかなり以前から製作に取り掛かっているのですが、資料不足と時間不足で
全く進んでいません( http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/8625226.html)
特に室内の様子がわからず苦労していますが、とにかく形にしたい一台です
1982年発売 発売当時価格600円