


それまで、町工場レベルの域を脱しなかった軽自動車とは一線を画するものです
ライトバン、セダン、ピック、デリバリーバンがあり、当初は殆ど手作りの工程で作られていました
当時の日本の自動車産業は、諸外国のクルマを参考にするのが普通で、スズライトもしかり
同じように、この手の小型車が盛んであった、当時の西ドイツ製「ロイト」を参考としました
その試作車は、ロイトのフルコピーに近く、しかもLHD車であったと言われます
スズキの社運をかけて登場したスズライトですが、ライトバン以外は殆ど売れず
1958年には早くも、ライトバン以外は中止となってしまい、さらにその年3月
スバル360が発売となり、大打撃を受け、お洒落なマイナーチェンジを受けますが
社内営業サイトや販売店からも「古臭いスタイルが致命的」と批評されてしまい
1959年に次モデル『スズライトTL』にモデルチェンジしました
モデルは、謎のシリーズ『ストリーム・ライナー』という、ガレージ・モデルのようですが
黎明期の軽自動車が一体成型で、何種類かラインナップされていたようで
最小限の仕上げで、形だけで各車種とわかる程度ですが、何とも味のあるモデルです
ラインナップには、K151サンバートラックもあったようなので、機会があれば欲しい一台です