


1961年登場の900系をベースに、更に改良を加えた系列で、以後奈良線の標準となる基の車両です
1964年に新生駒トンネルの開通によって、それまで瓢箪山止まりだった大型車が
とりあえず生駒まで通し運転出来るようになり、それに伴って大量に増備されたのが8000系でした
旧生駒トンネルは、奈良線開通以来の小型車で限界のトンネルであった為
改善が望まれていましたが、これによって奈良線の大量輸送及びスピードアップが可能になりました
先行していた900系とともに、奈良線の主力となるべく
1964年にモ8021+ク8521~モ8051+ク8551と、一挙に64両が投入され
生駒以東のトンネルの拡張、掘削の終わった1964年10月より
上本町~奈良間の、大型車両通し運転が始りました
奈良線の大型車は、他の線区の車両より幅が広く、裾を絞ってあるのが特徴で
正面から見るとよくわかります
当初2両編成で生産された8000系ですが、通勤圏の拡大により奈良線の輸送力が増大し
3~4両編成が作られ、付属2両と合わせたり、2両編成に中間車を増やしたりしました
後に増備される8000番代の奈良線車両は、8810系登場まで基本はこのスタイルでした
モデルはマイクロエースが製品化した、最初期のスタイル、塗装のもので
「特急」のヘッドマークが似合う8000系です
実車通りモ8000+ク8500の2両X2編成で、モ8000のパンタも2丁載っています
この初期塗装と現在のツートーン塗装が発売されたのに、その間のマルーン一色がありません
個人的には通学で奈良線を利用していた頃は、マルーン一色の時代で
また一番長い間使われた塗装なので、何とか製品化してもらえないかと思います
2009年6月発売 発売当時価格14800円