イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

パートワークの「国産名車」は、モデル化されにくい隙間的な車種が登場し、楽しみなシリーズです

今回紹介する車種もそのような一台で、国産ミニカーの創生期に

ダイヤペットから製品化されて以来のミニカーなので、購入した次第で

「三菱コルト800デラックス」という、まさかの車種に驚いたものです

トヨタ、ニッサン以外の車種は、なかなか製品化されにくかった時期もあった為

三菱車はスポーツモデルしか製品化されていなかった印象があります

当時のカタログカラーを再現し、最近のモデルですからプロポーションも上々の出来です

複雑なサイドのプレスラインも見事なもので、独特の形状をソツなく再現しています

1965年11月に、日本初のファーストバックスタイルを持つクルマとして登場

後にトランクに替って、ハッチバック式に変更し、話題となった車種でした

エンジンは水冷2スト3気筒800ccと、普通車としては変わったもので

水冷4スト6気筒に匹敵するスムースさと、当時は謳っていました

しかし、2ストの白煙が不評で、後に4スト1000ccのモデルを追加

車名をコルト1000F(Fはファーストバックの意)と変更、2ストの800は中止となり

この時1100Fも追加され、さらに名前も11F(イレブン・エフ)となりましたが

すでにこの時期、後継モデルの「ギャラン」に力が注がれており

コルトFシリーズも、命脈が尽きていたと思われます

私事ですが、我々はこのコルト800には「チャンガラ」というニックネームが付けています

友人の「副板長」の親父さんが昔、近所にあったコルト800を見て

「チャンガラ」と言っていたそうで、方言で「ポンコツ」とか「スクラップ」という意味のようです

ですから、イベントでこのボディーのコルトを見ると「オッ、チャンガラやんけ!」と

彼共々、未だにに言っていますが、オーナーの方が聞いたら気分を悪くされるかもしれませんね