


東京周遊観光で有名な「はとバス」の、かつての有名車両で
「スーパーデラックスバス」と呼ばれたクルマで、これはB型になります
もちろんA型というのも存在しましたが、これより奇抜なデザインで
「月光仮面」と愛称がつけられていました
このB型は、比較的上品なデザインですが、後の「スーパーバス」にも通じる趣があります
なお、A型、B型ともに、シャシは三菱ふそうAR470ーSとなっています
このモデル、実は日本初の本格的なバスのミニカーで、はとバスからの製品化要請で作られ
東京みやげとして、はとバスの乗り場でも発売されていました
長きに渡って生産された為、前期~中期~後期と分ける事が出来ますが
この個体はもちろん前期のモデルです
前面、側面の、はとバス専用の彫刻は中期以降は見られず、タイヤもリボン付きとなっています
また、前後のバンパーが中期からは、プラ製の別パーツとなります
中期以降は、この車体で「国鉄バス」に変身させた、とんでもないモデルが登場しました
この個体は30年程前に、今は無き玩具店の片隅に、忘れ去られたように残っていたもので
展示品だったのを、300円で買ったもので、箱は当時からありませんでした
日本製のバスのミニカーはこれ以前にも
いにしえの玩具メーカー「マルサン」が、外国のメーカーのコピー品を作ったりしましたが
本格的な日本のバスのミニカーは、このモデルが起源とされています
現在の超精密なバスモデルを、この「はとバス」はどのように見ているのでしょうか?
まるで実車をそのままミニチュアにしたような、バスモデルが簡単に手に入る昨今
このモデルを見ると、今の時代に生きていてよかったと、趣味人として本当に幸せに思います
1967年1月発売 発売当時価格550円