


eko社製モデル2台目は、スウェーデンのサーブ96です
1950年にサーブ92としてデビュー以来、そのスタイルを1970年代初めまで変えずに
延々と生産されたクルマで、航空機メーカーらしく、空力特性のすぐれたスタイルです
モノコック・ボディーを採用、パワーユニットはフロントに搭載し、駆動もFF方式です
もっとも、そのパワーユニットは最初の2スト3気筒から、1966年には4ストV4気筒に変更され
年々進化を続けましたが、スタイルは古めかしいままでした
しかし、1950年代~60年代にかけて、数々のラリーで優秀な成績を収め
その名は世界各国に響くようになっていました
モデルはeko社製共通の、素朴な作りの中でも、複雑な形状を見事に再現しており
一発でサーブ96とわかります
ともすれば、当時の複雑な形状のクルマは、これくらい小さなモデルになると、形状が潰れたようになり
何かさっぱり判らなくのるものですが、実車の少々腰高な印象と相まって
なかなかどうして、素晴らしい出来となっています
eko社のモデルには、やはり何か魔力があるように思います