


独特の「タレ目」ヘッドライト・ベゼルを持つこのタイプは
全国的にも、三菱車体とともに、ふそうバスの顔でした
私にとって、身近な大阪市交通局のバスも、ふそうは殆どこのタイプだったと記憶しています
後に三菱車体と共通のスタイルとなるまで、クレハ独特のスタイルは続きました
クレハ車体は近年、社名を転々となりながら
現在は「三菱ふそうトラック・バス」と、全て三菱ブランドとなっています
トミカは、このタイプの初期型をモデル化しており
後ろのエンジンルームの網が大きく取られた、1967年頃のモデルです
私もこのリアスタイルは記憶に残っていますが、何か当時から古臭く感じたものでした
製品化された当時は、まだこのタイプが多く活躍していましたが
1970年頃には、さらに近代化された後姿となっていたはずで
やはり昔はバスのミニカーは「おもちゃ」だったのでしょう
車体色は、東京都交通局を意識した、アイボリー/スカイブルーのツートーンで
長い間製造された為、後々様々なバリエーションが登場しますが
レギュラー・モデルは、最終期に東京都の新色に変更されるまで、このカラーで通しました
この個体は、最も初期のバージョンで、当時から当車庫に所属している
膨大なバリエーションの原点にあるモデルです
1974年1月発売 発売当時価格180円