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三代目ハイエースは1982年に登場しました

急速にワンボックスワゴンの贅沢化を図ったモデルでもあり

最高峰モデル「スーパーカスタム」も先代より豪華となり、更にマイナーチェンジ時には

「スーパーカスタム・リミテッド」が加わり、「走る応接間」感が一層強まりました

以降トヨタは豪華モデルに「リミテッド」を連発するようになりますが

その先鞭を切ったのが、ハイエースだったのは言うまでもありません

そんな三代目ハイエースのもう一つの特徴は、4WD車を投入した事で

まずはバンに設定の後、ワゴンのスーパーカスタムから順に拡大してゆきました

その頃のモデルがこの救急車で、写真ではわかりにくいのですが、モデルも4WDバンとなっています

よって、当時一般的に見られた救急車とは少し趣きが異なるのですが

これも当時から目立ちはじめた、「バーライト」の仕様となっており

その事が商品名でも、大きくアピールされています

しかし、室内は一般の9人乗りバンとなっており

緊急車の他にも何かしらの企画製品があったのかも知れませんが

救急車とパトカーの二種で終わってしまいました

モデルの出来としては、可でもなく不可でもないと言ったところですが

3代目ハイエースのモデルは意外に少なく、ダイヤペットとトミカのハイルーフのみと思われ

ダイヤペットには、もうひと回り小さなモデルもありましたが、出来はそれなりです

プラモデルは無く、モデルのヒストリーとしては、残念な記録となってしまいました

アクションはスライドドアとバックドアの開閉のみですが

その為、全体のプロポーションを崩していないのは、いいことです

屋根上の状態から、「道路公団車」や「ファイヤーチーフカー」なんかも計画されていたとも考えられ

もう少し、元祖ダイヤペットが生き延びていたら、これらの製品も発売されていたかも知れません

しかし、この頃にはダイヤペットの新製品もペースが落ちてきており

平成の世になってからは、焼き直しモデルや色替えモデルのみの発売が主となり

新開発の新製品では、復調の兆しも見える出来の良い製品も見られましたが

最後にはアイデンティティであった伝統の1/40スケールから1/43スケールに変更され

更に経営母体をも変更されてしまい、現在に至ります

よって、この三代目ハイエースのモデルは

私の大好きな、元祖ダイヤペットの最終期の入り口の頃の製品として、記憶されるモデルといえます


1987年7月発売 発売当時価格1,000円