


1962年に初登場以来、現在までその名を残す伝統の車名ですが
今回登場するのは、1972年に登場した「ミニカF4」です
この前モデルは、1969年登場した「ミニカ‘70」(セブン・ゼロー)で
年式が変わる毎に「ミニカ‘71」「ミニカ‘72」「ミニカ‘73」ときて
次は「ミニカF4」となりました
F4の「4」は、4ストエンジンにここで変更された為で、以後暫くの間の三菱軽のエンジン
「バルカンエンジン」の基本となったものです
駆動方式はFRのままでしたが、これも1984年にFF化されるまで
排気量アップやボディー・スキンは変えられながらも、基本シャシはそのままでした
この年式は丸みを帯びた「コガネムシ型シェル」と呼ばれたクサビ型で
内装は、当時のリッターカークラスに匹敵する、豪華なものでした
モデルは、ダイヤペット100シリーズの一員で、各部の省略もかなりな物ですが
タイヤ・ホイールも他の100シリーズとは違った、レギュラーシリーズの物となっています
全体には、ミニカF4とわかるものの、今一つシャッキとしないのは、100シリーズ共通の事です
但し、360軽の当時物モデルとしては、貴重な存在です
この個体は、ショップで10年程前に購入しましたが、聞くところによると
当時、デット・ストックが大量に発見され、それが市場に流れたものだそうです
他のカラーもありましたが、私の中のミニカF4のイメージは、このグリーン・メタだったので
これのみ購入しました
現在も、他の100シリーズとともに、ガレージに収まっています
1973年8月発売 発売当時価格450円