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スズキフロンテ・クーペは1971年に登場しました

前年にモデルチェンジしていたフロンテに

あの鬼才デザイナー、ジョルジェット・ジュージアロー氏の原画を元に

スマートに現実的にデザインされたスタイルは

今もって、素晴らしいスポーツカーのスタイルとして、語り継がれています

当初は完全2シーターで、純粋なスポーツカーの位置付けだったのも、うなずけます

「二人だけのクーペ」のキャッチ・フレーズとともにデビューし

後に2+2も追加されましたが、後部座席は荷物置きか完全に子供用でした

エンジンも当時の軽自動車としては高性能な37psを発揮

「ウォン・ウォン」というエンジン音とともに、よく走る軽と記憶されています

ダイヤペットのフロンテ・クーペは、チェリカ100シリーズとしてデビュー

すぐに100シリーズは中止となりますが、出来がよかった為に

レギュラーシリーズに昇格し、暫く生産続行されました

スケール表示はありませんが、実測1/30をよくクリアしており

現在の目で見ても、なかなかの水準と言えます

他の100シリーズが、かなり大味だったのに対し、

このフロンテ・クーペは一味違う仕上がりで、販売継続が決まったようです

この個体も、販売継続後の製品の為、レギュラーの箱に入ります

当時から我家に生息していますが、実際に初めてこのフロンテ・クーペを見たのは

この箱になってからで、100シリーズの箱入りは見たことがありません

近所のおもちゃ屋さんで購入しましたが

普通車のダイヤペットが800円以上して1/40だったのに

それ以上に大きい1/30なのに、450円と安かったのを覚えています

車種よりも「これは得やなぁ」ってノリで購入した、やっぱり変な小学生でした

今となっては、360軽の数少ない当時モデルとして、珍重されています


1974年3月発売 発売当時価格450円