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トミックスの113系は1978年に、同社初の国産電車として発売されました

グリーンマックス製( http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/13532325.html

とは対照的に、当時の最新型であった2000番台がプロトタイプに選ばれ

最初は湘南色と横須賀色で登場、基本レールセットとしても発売されました

その後すぐに、この関西線快速色が登場しました

地元の電車がNゲージで製品化されたのは、これが初めてだったので

欲しかったのですが、なかなか買ってはもらえず

毎月モーター無しの車両を一両ずつ、それも前の月の繰越や

ちょっとしたお手伝いで貯めたお金で揃えた、苦労の賜物です

最初は、パンタ付き中間車のモーター無しが発売されていなかったので

4両で「ジ・エンド」の予定だったのですが、そこまで揃えるのに約2年かかりました

すでに小学校を卒業し、中学生になっていました

その後、大人になって1985年にパンタ付き中間車のモーター無しが発売され

やっと正規の6両編成になったので、正面の快速ヘッドマークを取り付けました

関西線では当時、この最新型の2000番台が配属されておらず

関東方面から流れてきた中古の比較的旧いタイプだったので

製品もその番号を付けていますが

80年代になって2000番台の車両が新車導入され

この製品も本当のものとなりましたが、番号は最後までそのままでした

今見ると、何ともおもちゃの電車としか見えませんが

毎回言っているように、製品の値打ちは精密さや出来の良さではなく

その製品の歴史にこそあると思います

この関西線快速の113系を見ると、楽しかった少年の頃が甦ります

春桜のまい散る頃、多数の友人と行った近郊区間走破や、自転車コイで撮影に行った暑い夏

そして暖かい部屋で、レールを部屋いっぱい広げてこの快速を走らせた正月など

思い出は尽きません

つい最近のような出来事ですが、もう30年程前の遠い昔の話です


トミックス113系関西線快速色  1978年発売