


パトカー、救急車と来れば、消防指令車となるのは当然の成り行きです
当時は、一つの金型を償却する為に、様々なバリエーション・モデルが作られましたが
ワンボックス・カーは、それが最も安易に出来た為
メーカーとしては、おいしい存在でした
売れ筋の思いつく車種は、全て製品化され
緊急車、公用車は、殆どの車種でもれなく製品化されました
この消防指令車も、他のバリエーションと同じく
ノーマルのままの内装なので、緊急車としての緊迫感に乏しいのですが
やはり、無線機や簡易消火器等があったら、もっとリアルだったと思います
この個体は、発売から暫くたった1979年頃に購入した物で
近所の市場のおもちゃ屋に残っていました
たまたま、市場の商品券が手に入り「それなら・・」と
すでに絶版となっていたこのハイエース消防指令車を買ったわけです
以前紹介した「エーワンマック」の製品( http://blogs.yahoo.co.jp/k163sambar360/15161939.html)
は、サイレンの配置が同じなので、このダイヤペットを参考にしたのかもしれません
初代10系ハイエースのバリエーションは、1974年に矢継ぎ早に製品化され
そんなに長く発売されずに絶版になりました
後に10系ロングのモデルが発売されましたが
全くの別物で、せめてこの初代モデルの延長上のモデルだったら
素晴らしいモデルになっていたと思うと残念です
今後、現代の技術で製作されたモデルが登場しても
このダイヤペットの初代10系は、コレクションの対象から外れないでしょう。
1974年2月発売 発売当時価格1,000円