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現在、日常的に見られる宅配車は

1982年にヤマト運輸とトヨタの共同開発による

トヨタクイックデリバリーが最初です

欧米では、このスタイルのクルマは昔からあり

日本国内でも70年代初頭に、試作的要素が強かった

「いすゞエルフハイルーフ」等がありましたが

本格的にこのスタイルを取り入れたのが

トヨタクイックデリバリーでした

そのうちに一般でも発売されるようになり

宅配業者はもちろん、クリーニング店そして移動店舗に

好評を持って迎え入れられました

他メーカーも次々に類似車種を登場させ

そのうちの一台が

この「マツダタイタン ウォークスルーバン」です

トヨタよりも少々複雑な造形で

インパクトのあるスタイルです

この頃のこの手のクルマは

既存のシャーシを利用していた為

設計に制限があったのでしょう

それにしても理屈にかなった

正に仕事のプロの形と言えるでしょう

このクルマ、宅配での活躍はもちろんですが

私の中では1984年に公開された

渡辺典子主演の映画

「いつか誰かが殺される」の中で

古尾谷雅人演じる、偽ブランド商が操るクルマとしての

活躍が思い出されます

映画のシーンを通じて登場するので

出演回数も多いです

夜の首都高をテーマソングにのって

このクルマで流すシーンが印象的です

モデルは、やはりその当時に購入したもので

非常によく出来ており

さらに、タイタンウォークスルー、唯一のスケールモデルです

映画を観た数日後に購入しました

暫く映画のパンフレットとの

登場シーンのページと一緒に飾っていました

全く宅配とは関係の無い映画に、宅配車が登場した事が

クルマ好きの高校生には新鮮だったのです

1983年発売

その後、この宅配シリーズを展開した後

元号が昭和から平成に変わって暫くしてから

メーカーのシンセイは解散してしまいました