
サンバー360は
1988年4月に購入した
1972年式 K64 ライトバン・スーパーデラックス
キャッチコピーは「すとろんぐサンバー」と呼ばれる
2代目サンバーの最終モデルでした
状態、調子もそれなりでしたが
「旧車とは何か」を
私に教えてくれました
当時は
旧車イベントにも積極的に参加し
多くの人々と色々話をしました
しかし
まだ旧い商用車、ましてや軽自動車となれば
市民権を得る前でした
「スバル360フェスティバル」に参加しても
「サンバーですか。たまにはいいですね。でも自分で所有するには・・」と
「蚊帳の外」の扱いをされる方が多かったです
「スバル360カスタム」は、まだ「てんとう虫」の形を残しているので
「普通の」スバル360と顔を並べていましたが
サンバー360は隅の方でひっそりしていました
その後、私は
1970年式 K64 ライトバン・スタンダードと乗り継ぎ
そして今も所有する
1969年式 K163 ライトバン・スーパーデラックスに出会うわけですが
その間
サンバー360に対する認識も大きく変わりました
20年近く前に私に
「サンバーは普段乗りにはちょっと・・・」と
言っていた方が
「サンバー探しているんですよ。いいですねぇ。家族で買物も行けるし・・」と
まるで180度違ったことを私に言ったのが忘れられません。
また
私自身、クラブの運営も
多数の人達の協力でやっていたこともありますが
最後に出した私の結論は
「自分のクルマは自分で守る」でした
最近は
イベント見学には行きますが
参加はしなくなりました
年をとったせいもありますが
「商業車」の参加が多くなって
別にサンバー360で参加しなくても
もっと珍しくまた懐かしい商業車が多く参加しているからです
それなら
もっとサンバー360を本来の目的で
使ってあげようと
スーパーに行ったり、所用で役所に行ったり、模型を買いに行ったり・・
特別に「旧車なので」という考えは捨てました
今後、方々壊れるかもしれません
でも「全てオリジナル」に拘っていないし
今のクルマの部品や代用品も多く使っています
特に足回りは現在のパーツを多数使っています
「クルマは走ってなんぼ、使って道理」だからです
でも
異変に気づいたら直に処置を施してやらないといけません
数少ない、ウォーニング・ランプが点いたら
ただちに対処してあげます
エンジンから異音がしたら
その場で調査です
しかし今のところ、そんな不幸な目に遭ったことはありません
いつも点検をしてくれるスバルの方々のお陰です
これからもずっと
サンバー360は「うちの子」でいるでしょう
手放すときは
私がこの世から居なくなる時です