仲のいい親子なら楽しい買い物


今でもスーパーで

お母さんと小さな女の子が

仲良く買い物している姿が羨ましくなります




私と母の買い物



母が

「買い物行くけど、行く?」


と聞く時は行く行かないの選択肢はなく

ついて来い

と言う意味で


1度

「今日は待ってる」

と言ったらいつもの鬼の形相なったので慌てて

「やっぱり行く」

と言いましかだ時既に遅く

怒りに満ちて1人で買い物に行き 

帰宅後は安定の無視が始まりました


それ以来 

「買い物行くけど、行く?」

と言われれば

「うん」

と必ずついて行きました



私の事も祖母の事も疎ましい母ですが

何故か

その2人が一緒にいるのが嫌なのです



母の機嫌が悪い時は行きたくないのですが

行かなかった時の無視が怖くて


あの頃、小学生になっても

補助輪なしの自転車に乗れない私は 

母の乗る自転車の後ろに乗って

近所のスーパーに行っていました


機嫌が悪い時の母の背中の怖さ

忘れられません


ある日、母の機嫌が悪いのに

幼い私は買い物カートが押したくて

「私に押させて」

と言ってしまいました

母はムッとして私にカートを渡しました


この「私に押させて」が地雷を踏んだよう


凄い勢いで歩き始める母

慌ててカートを押しながらついて行きます

止まったと思うとすぐ違う所へ行ってしまう

ついて行くのが大変で

カートと母の距離感がわからず

何度か母の足にカートがあたってしまいました

するとパッと振り返り


「お前さあ、さっきから

 足にあてやがって

 痛いんだよ!」


大きな声で怒鳴りカートを蹴りました

回りにいた人達が

何事かとビックリして見ていました


「ごめんなさい」

直ぐにカートを母に渡しました

カートを持つとまた凄い勢いで歩き始めました


悲しさと恥ずかしさで一杯で俯いたまま

追いかけてました



でもこれ以上に悲しい事がありました



続く