色々ありすぎる家庭だったが
その中でも
忘れられない出来事

それは
今でも悔しくて許せないんだと思います






小学校1年生の冬

母は叔母の家へ内職に行っていて
家には私と祖母の2人きり

子供によくある
突発性の熱を出しました


私「お婆ちゃん、何かフラフラするし
背中が痛い」

高熱のせいか節々に痛みが

祖母「ここに横になってごらん」

少しでも楽になるよう
背中をさすってくれた

私「気持ちいい」





そんな時
母が帰って来ました

私と祖母を見ると
みるみる顔つき変わった
ム〜ッとして鬼の形相

私と祖母の絡みが気に入らないのだ


祖母「お母さん帰って来たよ
早く行っておいで」

目が悪い祖母は母の表情が
よくわからない

私「う、うん」

この後の母の態度が何となく分かる
行きたくない

でも祖母は心配して急かす




私「お母さん、熱があるみたいなんだけど」



「寝てればいいじゃん‼︎」

台所で背中を向けたまま
私を見る事もなく
怒鳴られた


想像はできたが
余りにも悲しかった

フラフラしながら
祖母のいるこたつへ戻った

驚いて

祖母「どうしたの?」

と聞く祖母に

「寝てればいいって」

涙をこらえて
必死に明るく言って
こたつに潜り込んだ

体も辛いが

祖母が自分のせいで
私が冷たくされていると
悲しそうな顔を見るのが辛かった

でも祖母は涙声に気づいていたと思う

その後
何も言わなかった
言えなかったんだんだと思う




母は
私の身体より自分の感情が優先なのだ






自分が母になり思う 

子供を叱っていても
具合が悪そうなら子供が
「具合が悪い」
と言う前に様子で気付くし
すぐに対処する


母にとって私は子供ではないだろう